導入事例

薬樹薬局 現場の視点

1.現場視点では、不安より期待感の方が圧倒的に高かった

2.入力慣れしていないスタッフでも、質を担保しながら時短を図れる

3.気をつけているのは、賢太くんが正しいという前提に立たないこと

4.満足してお帰りいただくために。患者様との対話時間の創出

薬師丸賢太が生み出した薬局スタッフと患者様の心地よいコミュニケーション

TOPICS

薬師丸賢太テスト導入時に抱いたのは不安よりも期待

正確性の向上を実現する「機械と人のダブルチェック」

創出されたのは患者様との対話時間と、心の余裕

現場視点では、不安より期待感の方が圧倒的に高かった

NeoX

薬師丸賢太に対して当初抱かれたイメージと現在について教えてください。

東郷さま

正直なところ、店舗でスタッフに説明した際「ちゃんと導入出できるのだろうか」という不安は少なからずありました。しかし、思いの外すんなりと導入できました(笑)操作も簡単なので、ハードルはなかったと思います。
収益性や業務負担軽減の面で、現場も薬師丸賢太の活用を進めていきたいと気合が入っています。

NeoX

薬師丸賢太との出会いについて教えてください。

東郷さま

エリアを管轄しているスーパーバイザーから、「現場では処方箋入力業務が大変だと思う。本部で処方箋OCRの仕組みを検討しているが、トライアルしてみないか」と連絡をもらいました。
社内でもICT化の話は常日頃から話題にあがっており、スマホという身近なデジタル機器を使用して業務が楽になるのであれば、是非試したいと答えました。不安と期待はどちらかと聞かれたら、期待が9割でしたね。

NeoX

御社はオペレーション専門部隊がいらっしゃり、新しいシステムなどを導入する際にも実店舗にそれを落とし込むサポートをして下さるのだと中村執行役員(インタビュー記事はこちら)からもお聞きしました。大変システマティックですね。

東郷さま

そうですね。現場としても目の前のお客様に集中できますので、大変助かります。弊社の強みですね。

東郷さま

賢太くんを使い続けてまず感じたのは、NeoXさんの対応が早いという事ですね。先日スーパーバイザーとの会話でも話題に上がりましたが、困っていることをお伝えすると当日〜近日中に修正して下さるんです。
また、賢太くんを使用することで、時間に余裕が生まれ、確認に時間を割くことができています。機械と人のダブルチェックによって正確性の向上に繋がると感じました。
すぐ目の前でお客様がお薬を待たれていて、中には様々なご事情で緊張感のある方もいらっしゃいます。患者様をお待たせせずにミスを防ぐ上でも、店舗スタッフの心理的な負担を軽減する上でも役に立っていると感じます。

入力慣れしていないスタッフでも、質を担保しながら時短を図れる

NeoX

薬師丸賢太の導入によって作業時間が短縮されていると感じる点はありますか。

東郷さま

はい。一番は新規の患者さんの入力です。お名前、保険情報など患者様情報を入力後に処方情報を入力しなければならず、通常の倍以上の時間がかかります。また、お名前を入力する際に、正確な漢字変換も必要です。薬師丸賢太の場合、一発で氏名、生年月日、保険情報を読み込んでくれるので、すごく時短できていると感じます。また、入力に慣れていないスタッフの方が入力してくれる際にも、質を担保しながら時短を図れるのは大きいですね。

NeoX

薬局内は何名で運用なさっているのですか。

東郷さま

基本的には調剤事務が2〜3人、薬剤師が3人ですので、薬局内に5〜6人です。カウンターにあるパソコンには全てレセコンが入っていますが、入力用は受付カウンター近くの2台です。
入力業務だけではなく、入力している途中でも受付や会計が発生します。ミスが発生しやすい状況下において入力業務が軽減されるのは非常に大きいです。

NeoX

実際に患者様がいらっしゃってから処方箋入力までの流れを教えてください。

東郷さま

受付時に保険証、お薬手帳、ジェネリックの希望有無等の確認を行い、お客様が椅子にお掛けになってから賢太くんを利用した入力業務を行います。入力スタッフは賢太くんが入力した処方箋情報をパソコンで確認・必要に応じて加筆修正し、仮確定した上で薬剤師にバトンタッチします。その仮確定された入力内容の確認・最終確定作業はバトンを受けた薬剤師が担当しダブルチェックします。

気をつけているのは、賢太くんが正しいという前提に立たないこと

NeoX

賢太くんが読み込んだ情報は、まるで他人が入力したような気持ちで疑いの目を持ちながら確認していると伺いました。

東郷さま

人の目だと、「自分が入力したものは正しいはず」というバイアスがかかってしまいますよね。声出しをして確認しているのに見逃してしまう場合があります。賢太くんの場合、精度が高いとはいえ自分以外が入力したものなので確認に集中できます。
気をつけているのは、賢太くんが正しいという前提にはならないようにしなければならないという点です。たとえ精度が99.99999%になったとしても、「機械だから合っているはず」というマインドには決してならないようにしたいですね。

満足してお帰りいただくために。患者様との対話時間の創出

NeoX

ミス防止という観点以外に導入して良かった点はありますか。

東郷さま

賢太くんが患者様と対話する時間を創出してくれるのは大きいですね。
人に関わる仕事ですので、パソコンにずっと向き合うのではなく、きちんと人に向き合うことが大切です。現在は入力や会計に追われながらも、対人業務に時間を割くことができています。

お薬の説明以外にちょっとした雑談があってもいいと思いますし、基本的なことですが、患者様が入店されてすぐにスタッフが明るい挨拶ができるかも大切です。
患者様は自分の健康を私たちに任せてくださっているので、処方箋通りの説明ではなく、「今日はこのようなお薬が出ていますよ」など丁寧にご説明して、満足してお帰りいただくのが理想です。その時間が捻出できずにネックになっていたところを、賢太くんに助けていただきました。

東郷さま

当初から期待しかなかったスタートから、賢太くんは何倍も応えてくれました。薬局業界にとってデジタル化の波とインパクトは大きいなと、とても実感しています。