【特許取得のお知らせ】NeoX株式会社が処方箋二次元コード生成システムの特許を取得

2024.05.20 13:30 プレスリリース

NeoXは、独自のAI視覚理解エンジンを活用し、不動産業界や医療業界の課題解決に取り組んできました。現在、薬局向けに開発した「薬師丸賢太」は、処方箋の入力作業の負担軽減とミス防止を目的とし、多くの薬局で導入されています。2024年5月時点で3,000店舗以上に導入され、今後もさらに拡大する見込みです。

このたび、薬師丸賢太の中核技術である「処方箋二次元コード生成システム」の特許(特許第7378830号)を取得しました。

開発背景

これまで、薬局では病院から発行された紙の処方箋の情報をレセプトコンピューターに手入力し、診療報酬の請求処理を行っていました。しかし、この手作業は時間がかかるだけでなく、入力ミスのリスクも伴います。

一部の処方箋には、情報を自動で読み取れる二次元コードが記載されており、薬局のレセプトコンピューターに搭載された読み取り装置で処方箋データを取り込むことが可能です。しかし、すべての処方箋に二次元コードがあるわけではなく、記載がない場合は手入力が必要で工数がかかっていました。

このような背景を受け、NeoXは紙の処方箋の情報を簡単にデータ化できる「処方箋二次元コード生成システム」を開発しました。


開発概要

このシステムは、紙の処方箋を認識し、その情報に基づいた二次元コードを自動生成します。処方箋に二次元コードがない場合でも、処方箋に記載された文字情報をもとに二次元コードを作成できます。

生成された二次元コードは、画面に表示したり、プリントアウトすることで、レセプトコンピューターの読み取り装置でスキャンできる形式になります。これにより、JAHIS(日本医療情報システム開発センター)の標準フォーマットに準拠した処方箋データの作成が可能となり、入力作業の負担を大幅に軽減できます。

さらに、薬局にすでに設置されているレセプトコンピューターをそのまま活用できるため、新たな機器を導入することなく、スムーズにデータ化を進めることができます。


【特許に関する内容】
・特許番号: 特許第7378830号
・発明の名称: 処方箋二次元コード生成システム
・登録日: 2023年11月16日
参照URL: https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2021-095683/10/ja